飲食業が人手不足になる原因とは?人手不足解消の方法7選

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この人手不足、いつまで続くんだろう…。

どうやれば人がもっと集まるのかな?

飲食業界の人手不足が社会問題化する今、あなたはこんな悩みを抱えていませんか?

「業界的に人手不足なんだから仕方がない」などと、半ば諦めている人も多いこの問題。

しかし、はたして本当にどうにもできないことなのでしょうか?

結論から言うと、人手不足は解消できます。

あなたのお店が人手不足なのには、相応の理由があるのです。

この記事では、あなたのお店が人手不足に陥っている原因と、人手不足を解消する方法を詳しく解説します。

最後まで読んで、ぜひこれからのお店づくりに活かしてくださいね。

人手不足の6つの原因

飲食業はなぜ人手不足に陥るのでしょうか。

たまたま他業種よりも確率が高いわけではなく、そこには確かな理由があるのです。

ここでは、飲食業が人手不足に陥る6つの原因を解説します。

労働時間が長い

飲食業の労働時間は一般的に長い傾向にあります。

  • そもそものシフトが10時間や12時間で組まれている
  • 休日は基本週1日
  • 連休を最後に取ったのがいつだったか思い出せない

飲食店で働いている人なら、身に覚えがあるのではないでしょうか。

やった、あと1時間で帰れる♪

アルバイト
アルバイト

すみません、風邪ひいて熱あるので休ませてください…。

また閉店まで残業か…。

アルバイトが急に欠勤して急遽閉店まで残業に。こんな経験もあるのではないでしょうか。

もちろんサービス業ですから、年末年始やGWなどの大型連休はかきいれ時です。

休みなんて存在しないと思って間違いないでしょう。

世間では楽しみとされる大型連休も、忙殺されるだけのゆううつな期間でしかありません。

筆者
筆者

日本では、長時間労働で会社に貢献することが美徳とされてきました。そのため、長時間労働を当たり前と考えている人が少なくありません。しかし、この労働時間の問題こそが、飲食業に人が定着しづらい大きな要因となっているのです。

休みが合わない、取りにくい

飲食業はサービス業の1種ですから、当然土日は営業します。

土日が定休日の飲食店なんてほぼ見ないですよね。

あなたの働くお店も、おそらく土日は営業しているはず。

そして土日は多くの職種で休日であるため、最も忙しくなる曜日です。

家族連れや友達同士など、複数人での来客が増えることで忙しさに拍車がかかります。

当然休日は平日になり、土日が休みの友人や、子どもたちとも休みが合わなくなってしまうのです。

お母さん、日曜日おでかけしたいな

ごめんね、お店人足りなくてお休みできないんだ

またお仕事なんだ…

こんな風に、子どもに寂しい思いをさせてしまうことも。

友人と休みが合わないのはまだしも、これは辛いですよね。

さらに、子どもの行事や友人の結婚式などで土日に休みが取りたくても、人手が足りていないと言い出しにくいもの。

このように、休みが人と合わせづらいのは飲食業が敬遠される原因のひとつです。

筆者
筆者

僕も飲食店で働いていたときは、休日は基本一人でした。周りの友達が連休に旅行やキャンプに行ってるのを見て、正直羨ましかったです。なので、休みの問題で飲食業を辞めたくなる人の気持ちはよくわかります。

給与が低い

飲食業が人手不足に陥る原因として、給与が低いことが挙げられます。

飲食業は最も賃金が低い業種に分類される業種です。

これは、利益率の低さや離職率の高さなど、いくつかの原因によるもの。

そしてこのことは、国による調査からも明らかになっている事実です。
参照:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概要

しかも世間一般にも知られているため、職業選択の候補から外される要因になっています。

筆者
筆者

僕の働いていたお店も決して売上が良いとは言えず、低賃金で昇給もなく、ボーナスも微々たるものでした。長時間身を粉にして働いて賃金が低いのでは、なかなか人は集まりませんよね。

適正な評価がされづらい

適正な評価がされづらいことも、飲食業の人手不足の原因です。

飲食業では、営業などの他業種と比べて成果が数字として見えづらいからです。

例えば、

君の営業成績、先月の2倍か。がんばったな。

とはなっても、

君の接客のおかげで先月より20%も売上が増えたよ。

とはなりませんよね?

これはちょっと極端な例ですが、飲食業では個人のがんばりが数字として可視化されにくいことは事実です。

それでも、評価する上司がしっかり仕事ぶりを見てくれていればまだ良い方。

中には、上司が現場にいないため、個々の仕事ぶりを把握していないことも少なくありません。

上司うけが良い、世渡り上手な社員の評価が上がる一方、真面目に働いている社員の頑張りが評価されづらくなります。

こうして労働意欲の低下を招き、離職につながるのです。

確かに評価はあいまいだし、ちゃんと働きぶりを

見ているとは言えないかもな。

こんな風に思い当たるなら、人手不足の原因は従業員の評価にあるかもしれません。

筆者
筆者

人には「認められたい」「褒められたい」という承認欲求があります。いくらがんばっても誰にも認められないのは、やっぱり辛いですよね?がんばりが評価につながらなければ、嫌になってしまうのも仕方ありません。

接客や人間関係のストレス

接客や人間関係のストレスも、人手不足の原因です。

いくら仕事とはいえ、何でこんなに嫌なこと言われなきゃダメなの…?

接客のストレスは、接客業である以上どうしても仕方のない面もあります。

しかし、接客が嫌になって辞めてしまう人が多いのは事実です。

また、店舗内という狭い空間で仕事をするため、良い人間関係を築きやすい一方、その逆もまた起こりやすいという問題があります。

特に、人間関係を悪化させている原因がベテラン社員にある場合が問題です。

この場合、新人などが離職する大きな原因となる傾向にあります。

人間関係は周りに言いづらく、気付かないところで深刻化しやすい問題です。

筆者
筆者

接客と店舗内の人間関係、2つのストレスがかかるため、僕はここが一番きつかったです。人間関係のストレスって、本当にしんどいですよね…。

コロナ禍による業界自体の人手不足

コロナ禍による業界自体の人手不足も、人手不足を助長する大きな原因のひとつです。

コロナ禍が原因で、多くの飲食店が潰れたり、規模を縮小せざるを得なくなったりしたことは、記憶に新しいのではないでしょうか。

自分の働いていた店が潰れて職を失い、別の業種に転職することになった人は少なくありません。

そのため業界自体の人が減り、現在でも飲食業は業界として慢性的な人手不足に陥っています。

筆者
筆者

コロナの影響はいまだに大きく、優秀な人材の確保が一層難しくなっています。こればかりは仕方ないことなので、他の原因を取り除くことで補うしかありません。

人手不足の7つの解消法

では、飲食業の人手不足を解消するにはどうすれば良いのでしょうか。

飲食業の人手不足を解消するためには、いくつかの方法があります。

これらの解消法をひとつずつ実践することで、人手不足に悩むことは少しずつなくなるでしょう。

ここでは、人手不足の解消法を7つご紹介します。

①雇用条件や労働環境の改善

人手不足の解消には、雇用条件や労働環境を改善することが一番即効性があります。

なぜなら、ここの問題こそ飲食業が選ばれない大きな原因だからです。

しかし、よほど利益が出ている場合でもなければ、給与の額を上げるのは難しいでしょう。

また、労働時間を減らすことに対しても、

人が足りていないのに労働時間を減らしたら、余計に人手不足にならない?

こんな疑問が浮かぶのももっともです。

しかしここの問題は、根本的に人手不足を解消するためには避けては通れません。

すぐに実行するのは難しくとも、少しでも改善できるように努力しましょう。

筆者
筆者

生活のために仕事をしているのですから、満足な給与が得られないのであれば転職を考えるのは当然です。また、休暇や労働時間は若い世代で特に重視されるポイントなので、少しずつでも改善に向けて努力しましょう。

②人間関係の円満化

人手不足の解消には、人間関係を円満にして職場内の雰囲気を良くすることも大切です。

特に若い世代は働きやすさに関することを求める傾向が強いため、人間関係がギスギスしているとすぐに辞められてしまいます。

仕事だけでも大変なのに、人間関係まで我慢したくないな。
楽しく働ける職場探そうかな…?

「今の若い奴は我慢が足りない‼」なんて声も聞こえてきそうですが、今はそういう時代です。

給与や休みを増やすのは難しくとも、ここは努力次第で改善できるはず。

経営者や現場のリーダーが中心となり、従業員の悩みや不満を少しでも取り除き、職場の雰囲気を明るく楽しいものにするよう努めましょう。

筆者
筆者

給与や休みを増やすことは難しくとも、職場の人間関係は改善できるはず。無理だと諦めるのではなく、少しでも明るい職場になることを目指しましょう。どうせ働くなら、楽しく働きたいのはみんな一緒です。

③従来とは異なる層の採用

現状で応募が少ないなら、今まで採用してこなかった層の採用も検討しましょう。

例えばシニア層や留学生などは、一考の余地があるのではないでしょうか。

実は僕自身も、何度かシニア層の方と飲食店で働いたことがあります。

仕事も接客もていねいで、みなさんとても大きな戦力になっていました。

でも、仕事教えるの大変そうだし、立ちっぱなしの仕事できるのかな?

たしかに、年齢のせいで仕事を覚えるのに時間がかかったり、体力面で若い人に劣ったりといったデメリットはあるかもしれません。

でも、周りのサポートやシフトの工夫などでいくらでもカバーできるはず。

留学生に関しても、言語や国民性の違いによる難しさはやはりありますが、それだけの理由で採用しないのは正直もったいないです。

でも、日本人の方が真面目で仕事もきちんとやりそう。
コミュニケーションも心配だし。

僕の経験では、一緒に働いていた留学生はみなさんとても真面目で一生懸命な方でした。

やはり、生活や学費のために働いている方が多く、仕事に対する真剣さを感じられたのはこうした側面が大きかったのかもしれません。

1年生で入ってきて、卒業するまでの約4年間1度も遅刻や欠勤をせず、欠かせないほどの戦力になった人方もいましたよ。

筆者
筆者

漠然としたデメリットで採用を見送っていたのなら、再考する価値ありです。大きなくくりで判断するのではなく、その人個人を見てから判断しましょう。貴重な戦力を逃しているかもしれませんよ。

④SNSの活用

SNSの活用も、人手不足の解消に一役買ってくれます。

新たな採用をするために求人サイトを使うのはよくある方法です。

しかし高い掲載料がかかるため、人手不足で常に掲載している状態だとかなり痛い支出になります。

そこでおすすめしたいのがSNSの活用です。

X(旧Twitter)やInstagram、You Tubeなどでお店のアカウントを作って募集しましょう。

  • 費用がかからない
  • お店の雰囲気など細かな情報が載せられる
  • お店の宣伝も兼ねることができる

求人サイトと比べると露出の面では劣りますが、こういったSNSならではのメリットもあります。

筆者
筆者

従業員の募集とお店の宣伝を兼ねられるため、メリットは小さくありません。また、X(旧Twitter)やInstagramならそれほど手間をかけずに始められます。SNSの扱いに慣れている若い社員に任せるのも良いですね。

⑤評価制度の導入

従業員に長期で働いてもらうという観点では、目に見える形での評価制度の導入もおすすめです。

がんばりがしっかりと評価されることで、従業員のやる気につながります。

目に見える形にするために、評価シートを作成するのも良いでしょう。チェック項目として、例えば

  • 接客
  • 身だしなみ
  • 業務のスピードや正確性
  • リーダーシップ
  • 意欲、積極性

などの項目を5段階や10段階で評価します。

各項目を細分化して、さらに細やかに評価するのも良いでしょう。

そして評価は公平性を期すために複数人で行い、必ず評価された本人にフィードバックするようにしてください。

良い点は褒め、基準に達していない点は努力を促します。

そうすることで、意欲を促しながら業務の改善も図れるでしょう。

筆者
筆者

評価をただの評価で終わらせないようにしましょう。評価を給与やボーナスに反映させることで、さらなる意欲につながります。また、不公平感も生まれにくくなり、不満が溜まりにくくなる効果も望めるでしょう。

⑥従業員からの紹介(リファラル採用)

人手不足解消のために個人的に特におすすめなのが、従業員からの紹介(リファラル採用)です。

  • お金がかからない
  • あらかじめ従業員を通して人間性などがわかる
  • 紹介する従業員と人間関係が構築されているため、職場になじみやすい
  • わからないことも紹介した従業員に聞きやすいため、仕事に慣れやすい

リファラル採用には、ぱっと思いつくだけでもこれだけのメリットがあります。

注意点は、紹介したいと思われるお店でなくてはいけないということ。

上司は怖くて時給は安く、人間関係もギスギスしている。

そんな職場に知り合いを紹介したい人はいません。

従業員にとって魅力あるお店にすることで、お金をかけずに長期的なスパンで人手不足が解消できるのです。

筆者
筆者

僕が働いていたお店は、夕方からのアルバイトはほぼ全員大学生でした。そしてそのほぼ全てを、このリファラル採用で賄っていました。上級生が後輩を紹介してくれることが多く、流れができあがっていたのは本当に助かりました。

⑦デジタル化・DX推進

人手不足の解消には、人手を増やすのではなく、そもそも必要な人員を減らすことも有用な方法となります。

そこでおすすめなのが、デジタル化やDXの推進です。

  • タッチパネルやキャッシュレス決済の導入による業務の簡略化
  • セルフオーダーシステムの導入による業務の簡略化
  • いつでも注文や会計ができることで、顧客満足度が上がる
  • ミスによるクレームを減らせる
  • 外国語で商品名や説明を表示するのが簡単になるため、外国人への対応が楽

これらのメリットはごく一部でしかなく、デジタル化やDXの推進には多大なメリットがあります。

しかし、デジタル化やDX化にもデメリットはあります。

それは初期費用と導入の難易度です。

デジタル化するためにはやはりデジタルデバイスが必須なため、購入やレンタルの費用が当然かかります。

また、DXを推進するためには、それに合わせたシステムの構築も必要になるため、自分たちだけで導入するのはかなり困難でしょう。

筆者
筆者

専門の業者に相談して任せてしまうのが一番早くて確実です。費用対効果を考えて、必要なサービスやシステムを選びましょう。

負の連鎖に陥る前に対処しよう

人手不足が慢性化してしまうと、毎日の業務に追われるだけになってしまい、改善にまで手が回らなくなってしまいます。

すると、さらに状況が悪化して、負の連鎖に陥ることになってしまうのです。

この記事を読んでいるあなたなら大丈夫、きっとまだ間に合います。負の連鎖に陥ってしまう前に人手不足を解消しましょう。

筆者
筆者

従業員は店の宝です。従業員のことを考え、大切にすることで道は見えてきます。人を大切にすることが、結局は健全な経営の近道なのです。

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